【募集終了】そこにいてもいいし、あっちにいてもいい　それは公園のように

緩くつながる、仕切りのない空間。広く高い空間には、いくつもの居場所。そこにいてもいいし、もちろん、あっちにいてもいい。それはまるで、公園のよう

柴崎。ノンちゃん、元気にしてますかね。幸せにしているなら、それで良いのですが。さて。柴崎駅からトボトボと歩けば。こんもり、緑。柴崎、緑多い。

プレキャストコンクリート造の2階建建物。端折りますが、コンクリート素材ですので、防音性はしっかりとしたもの。募集のお部屋は2階の角部屋。外壁は渋めのタイル。

小さめの玄関土間。内壁材同様、脇のシューズボックスも木製、そしてシューズ棚は可動式。

玄関入ってすぐ、洗濯機置き場。そして、洗濯機置き場の隣に、ウォークインクローゼットと称された空間がひとつ。白目地のPタイルと、木材。居場所、ひとつめ。

ダークなネイビーの建具を引くと水回り。洗面とお手洗いに仕切りはありませんが、浴室には扉がついています。胸張って書くことではないかもしれませんが。浴室には小窓。

LDKは広々とした造り。同時に、天井もまた、高いこと。仕切りはありませんが、キッチン周りのPタイルから、リビングダイニングの木目調フローリング。床材を変えることで、スペースの変調を生み出す。

azumaのステンレスシンク。軽い。とても軽い。

3帖の洋室は階段をのぼって。脇には収納棚。こちらの棚板も、可動式。室内のスイッチパネルですが、主にシルバーのパネルにブラックのスイッチがついたアメリカンスイッチなのですが。足元のコンセントパネルは、グレー。JIMBOかな、JIMBOなのかなあ？ふふふ Panasonic？

洋室は棚といいますか、ニッチといいますか。ちょっとした物置く場所がありますが。居場所、ふたつめ。振り向けば、ブラックケージ。さらに、メインフロアを見れば。かっこいい〜

なにやつ。床下に気配。なんでしょう。洋室の下、スペースがありますね。照明もついていて。ここで寝れなくもない。居場所、みっつめ。

ここに照明がついているという事は。ワークスペース的に使っても良いよ、という事ですかね。居場所、よっつめ。

ライティングレールが走っておりますので。スポットライトでも、お好きなものなどを。

バルコニーは惜しい。奥行きがない。

ダイニングに置くテーブルの椅子はもちろん。壁際に置いたソファ。窓際のスツール。広々とした室内、居場所はお好きなように。ここはこう、あっちはこう、って、明確に仕切られてませんので、自由度が高いというものです。

（帰り際、川沿いを進む）

やれやれ。アレですよね。マンションの間取りって、とかく、狭いLDKがあって。洋室は2つ。それぞれ扉で明確に空間は分けられ。廊下は狭く細長い。すれ違うのも大変だから、廊下にベンチなど置こうものなら。と、まあこんな感じになっちゃうんですよね。だから自然と、そうしたマンションの居場所っていうのは、ダイニングの椅子、リビングのソファ、それと、部屋のベッド。食事の時間はこの場所。席も、あなたここ。私、ここ。寝るときは、ベッド。寛ぐときはソファね、って。空間が私と私の過ごし方を規定してくるんですよね。窮屈だなあって。毎度、思うのですが。もちろん、物事がちゃんと定まっている事を好む方からしたら、なんて面倒臭い事をのたまうやつだ、って話ですが。でも。どこにいたっていいし、いなくたっていいし。それはそう、公園のように。暮らしたいものです。公園？　例えば、清澄公園を例にあげましょうか。

（川も緑も、途切れることなく続いていく）

清澄庭園側の入り口から公園に入ってもいいし。どっこい、福住の入り口から入ってもいい。決められた入り口じゃなくて、例えば、川沿いのガソリンスタンドから向かって、石垣を乗り越えて公園に入ってもいい。鷹を空に飛ばしても良い。上半身裸で、ラジオ聴きながら日光浴していても良い。ランタンに火を灯して、夜の図書館を営んでもいい（これはダメかも）。一定のルールはありながらも、各々が、近くの集団・個人にそれなりの気を遣いながら、しかし、ひとりひとりが勝手に楽しんでいる。そして、いつ、どの入り口から、入り口でない入り口であっても、公園から出ていってもよい。あ、すいません、僕、公園から出ます。なんて、言わなくていい。

（伝え忘れましたが、帰りは最寄駅の柴崎駅ではなく、お隣の駅の国領駅へと向かいました）

もちろん、私は好きにやるから、あなたもお好きにどうぞ。さあ、どうぞ。っていうのは、問題も孕んでいるわけですが。それは少し、先の話。

（開けてきましたね。間も無く、国領の駅です）

マンションのお部屋だけでなくて、街のビルとか、お店とか。散策路も。この場所は、こう。こう振る舞うべきで、コレはダメ。渋谷の街の通りは、お酒は飲んじゃダメ。ダメ。どうしてなんでしょうね。そりゃそうですよね。規定されてないと困るのです。困る人が、一定存在するのです。なにが起こるかわからない、個々人が勝手に過ごすと、予見できなくなってしまいます。見込んだ売り上げ、計画した安全性の担保。個人の自由の可能性と倫理観の存在を信じてないんでしょうか。もちろん、私も無法地帯は困ります。でも。やはり、答えは間にある。林さんの言葉をまた、思い出しています。

（ようやく、国領の駅前です Goodroomさんですね）

さて。散歩途中のモヤモヤを物件紹介の文章に書くのはどうなんだろう、とようやく気づいたところで、目的地につきました。ところで、ペット飼育可のお部屋です。基本は1匹まで。ペット種別は相談可能です。

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