【募集終了】ナイトライト・ライムライト

遠くに見える新宿の夜景が始まりの合図。ナイトライトを灯して、カウンターに積んだ本を手に取り。

随分と碁盤の目のように、縦に横に十字を切るような路地ね。などと思ったのですが。なるほど、東長崎駅前の十字会の通り。それはもう、規則正しくて。さておき。どの道も、後ろ手に歩いてみたい商店の存在感。飲食店やBARもあるわけですが、昔ながらの八百屋と鮮魚店があるのが嬉しい。

駅から十字会の通りを少し進んだ先の建物。オートロックを抜け、エレベーターで4階へ。

諸々、整ったお部屋だこと。これが、事前情報を手にして浮かんだ私の感想。玄関を開けると、木製の可動式シューズボックス。クロスと床材の取り合わせは小綺麗な印象で。

キッチンはコンパクトサイズですが、冷蔵庫もちゃんと置けて。レンジフードもしっかり。そして、シックな色合い、という事で。キッチン手前の壁には小技も効いている、という事で。やはり、諸々整っている印象、そのまま。

水回りについても、不足がない、どころか、嬉しい設備感。一つだけ申し上げておくと、壁面はタイルではなく、タイル調のクロスです。それと、浴室は浴槽風の浴室無しのシャワールームです。家でお風呂にゆっくりつかりたい方にはちょっとおすすめできません。

居室は広くはないのですが、ここがまた小技が効きまくってまして。天井に木目調のシート。一部壁面にアクセントクロス。木目調のシートを貼ったカウンターテーブルの壁面にはレンガ調白系ブリック。天井にはハンガーポールをかけられるフックも付いているので、室内干しも可能、という事で。それと、クローゼットはロールスクリーンで仕切る格好ですが、ちょうどロールスクリーンがとめられた箇所に、一番グッとくる見逃しがちな木材。この木材が、一番好き。

ルーフバルコニーという事で、出てみると奥行きがある。そして、遠望には新宿の高層ビルたち。最上階という事で、上階の方を気にする必要がない点もGood.

と、ここまで書いてみたのですが。一番好きだったの、照明かもしれません。カウンターの上部に設置されたボワッとした灯りを演出するエジソンライト。天井中央に設置された5連の照明。さらに、アクセントクロスの壁面そばのハイサイドに付けられた照明。照明。よく見ると、笠松電機の文字が。What's?!　一体、どこから持ってきたのでしょう。ダイカスト本体、上品なカーブの真鍮のパイプ、そしてアルミ板のセードはどれも黒半つや色が鈍く輝いて。どうでしょう。夜。バルコニーから、照明を付けた室内を眺めれば。ぼんやりと室内を照らす照明たち。決して派手じゃないですが、しかし、東京という舞台で踊る私を、私たちを照らしてくれるようじゃあ、ありませんか。そんな事ないですか？そうですか。

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