ブラウン・シンドローム

シンドローム。症候群、いくつかの症候が常に相伴って認められるが、その原因が不明なときに用いられる医学用語。そしてまた、この部屋で、ブラウン・シンドロームにかかった人が、いるとか、いないとか。

茶褐色の渋いお部屋があると聞いて。桜上水までやってきました。所在は下高井戸。マンションのエントランスからして、大変にお渋で。共用の階段とか、なんでしょうね。流麗なカーブ。好き

分譲マンションということで、エレベーターがあります。嬉しい。エレベーターホールをおりてすぐ。募集のお部屋です。玄関ドアの隣に、MILK BOX.

玄関を開けますと。なるほど、床材は渋い色味の茶系のフロアカーペット。そして、キッチン。ダークブラウンのキッチンが眩しいわね、などと思ったのですが。シンクの色もまた、チョコレートブラウン。ちょっと笑っちゃいましたね。

そして、奥へと。

シンプルなワンルーム。大きな窓が。注意点ですが、窓は2面ありますが、いずれも片方の窓しか開閉できません。現在、建物の大規模修繕工事中。6月初旬には工事完了予定です。

この木製ルーバーの収納。見た目が良いのはもちろんのこと、キャパシティもしっかりと。天井を見ると、ダウンライトが。通電がないため、点灯は叶いませんでしたが、灯りが照らす渋色の室内。良いんじゃないでしょうか。

工事の進捗によっては、早晩足場が取り外されるかと思います。見えるでしょうか、遠望の新宿の副都心。開口部は東向き。午後になると日は入ってきませんが、窓が大きい分、室内は明るいです。

お手洗いと、その正面に洗濯機置き場。そして、その奥に洗面と浴室、という構成です。

それにしても。渋いブラウン尽くしのお部屋でしたね。古家具、あるいはヴィンテージ物の家具、と言っても良いかもしれません。その類のものを、ついつい揃えてしまいたくなりそうなお部屋です。そして、無駄にコーヒーは深煎りのものを選択してしまいそうでもあります。果ては、着るものも。なんてことも、あるのかもしれません。ないのかもしれません。さておき。建物裏手を散歩でも、などと思えば。桜、咲いてましたね。のびやかな遊歩道。童心に返って、遊具でぼんやりとしてしまいそうです。しまわないですか。そうですか。ほんの小ネタですが。建物から徒歩38秒のマクドナルド。平日の午後だったからでしょうか。店内のBGMがはっきりと聞こえるほど、静かな環境で。そんなマクドナルド、都内にあったのか、というほどの。それだけです。特に意味は御座いません。

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