咆哮 (I'm a creep)

Grungyなビルの片隅。ヘッドフォンから漏れるThom Yorke. 下階のスナックから漏れるカラオケに呼応して。ひとり静かに、咆哮

京浜東北線の大森駅。そうでした、線路沿いに桜並木がありましたね。募集の建物と真逆ですが、散歩。

このあたりから、"もう、今日は散歩の日ってことにしよ"、ってテンションになっておりますことご容赦ください。大森のベルポート前。大森のAbbey Roadと言われて久しいとか、久しくもないとか。

当然に、気にはなる

随分と遠回りしてしまいました。そうです。見えてくる公園。あっちです。

桜、咲いてましたね。大森の中にあって、のんびりとした雰囲気です。

そして、公園そばの五叉路。左手の建物が、私の好きなマンション。右手が、募集の建物。

早速、室内へと参りましょう。エレベーターでまいりました。ドアを開けると。あら、土間コンが。なんでしょうね。壁面のグリーン。白塗装のラフ具合。手仕事感溢れる室内ですね。

ふと見上げれば。なんでしょう。

なんともまあ。不思議な空間、広がっております。モルタル風味の仕上げがかっこいい床。白塗装のコンクリート。そして、なんでしょう。柱。

この表現。なんなんでしょう。うっすらと、ブルー。

キッチンはいち段あがって。窓に緑が見えますね。先程の公園の緑です。なんだかんだ、この窓からの眺めが、このお部屋で一番好きでしたね。

キッチンと、冷蔵庫置き場、そしてその横に洗濯機置き場、ということで。

細長いドアと仕切りで区切られた空間は、何？開けてみれば、収納スペースですか。

照明は、凝っているような、そうでもないような、ですが。不思議でしたね。

バルコニーがないのがなあ。と思ったのですが。右見れば。ほら、私が好きなマンション。ちなみに、バルコニーがないので、窓のそばに物干し竿かける器具が付いています。基本室内干しになろうかと思います。

浴槽は御座いません。シャワーのみです。これから、大事なことを書きます。書きます。建物が古いため、水圧が弱い。弱い、です。本当でしょうか？

例えば、どうでしょう 。これが、水をMAXで出した時の水勢です。「気持ちいい、と感じるシャワーの勢いの、その半分くらい」これは、管理会社の方の印象のお話ですが。なるほど。絶妙な言い回しです。確かに、もう半分。もう一声ではありません。もう、半分！

お手洗いの写真とともにで、なんなんですが。もうひとつ大事なことを。20Aです。30Aではありません。20Aです。ドライヤーつけてー、電子レンジバンバン使ってー。エアコンとあれもこれも、なんてやると、ブレーカー落ちるかもしれません。ご注意ください。

ついでにさらっと言っておきたいのですが。こちらの建物、どなたにもおすすめできるわけではないのです。エレベーターの床とか剥がれてますし。募集のお部屋の玄関とか、ほら、ちょっと暗いですし。

室内はなんだか面白いのですが。諸々難しい面もあるわね。そんなことを思い見上げれば。なんでしょうね。階段の石質。木製の階段手すりの流麗さ。ドキドキしますね。

誘われるように、階段をのぼっていたらですね。光？

Oh my...　なにかが広がっていましたね。もちろん、このスペースは、非・賃貸部分です。さて。夕闇とともに。この建物1階、スナック愛ちゃんから、カラオケの音が聞こえてくるのかもしれません。聞こえてこないかもしれません(ぼやかして書いてますが、実は実態がどうなのかは知りません)。しかしながら、聞こえようと、聞こえなくとも、私のメランコリックな何かが呼応して。そしてやがて、静かな咆哮へと私を導くのかもしれません。

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