【募集終了】セピアトーンと、茜空

善福寺。通りを歩けば、自然と心が落ち着くような。ゆとりと優しさの薄膜が、スッと街全体を覆っているような。そんな街、善福寺(個人の感想です)。善福寺4丁目の路地裏。一角に建つ渋いマンションの最上階。セピア色の床材と、端々に残る改修前の室内を思わせる古材たちが印象深いお部屋が、借主を募集中です。

どうでしょう、この外観。決してキラキラはしていません。どこか団地風味感じる外観。エントランスの流線といい、内廊下の窓から差し込む光といい、なんでしょう、言葉にできない懐かしさと美しさの混在。

募集中の3階のお部屋。エレベーターはありません。階段でのぼります。玄関ドアを開けると、シンプルワンルーム。シンプルなんですが、15帖のサイズ感は広がりを感じさせて。2021年3月に内装を改修したお部屋。配管は剥き出しに。天井にはシーリングバーにスポットライト。床材はセピアトーン感じさせる色味。壁面に残る凹凸は無骨な印象。バルコニーに面した窓は掃き出し窓、大きめの開口部は嬉しいところです。

素っ気のないキッチン。ウッドブラインドをあげた窓、開ければ内廊下。Maruzenの単層シンク、ガスコンロ。天井から下がるのはODELICの照明。ちょっと待って下さい。ODELICの先にはエジソンランプ。これ、あれですね。床材のセピアな感じに、このエジソンランプの灯り。Retrochicな空間が立ち上がる事、間違いありません。

バルコニーからの眺望、絶妙な抜け感というわけにはいきませんが、どこか懐かしさを感じる風情。スイカと蚊取り線香が似合う、というのが私の印象ですが、どうなんでしょう。来たら来たでアレですが、夏、恋しいですね。

バストイレ別の造りは嬉しいところですが、浴槽はありません。近くの青梅街道沿いに、スパ的な何かや、銭湯はあるので、浴槽の無さをカバーできる柔軟な方向けかもしれません。

玄関ですが。このドアの色味、良いですね。すみません、それだけです。

撮影時間は12:30PM。陽の光を受けて、室内のセピアトーンに磨きがかかります。これ、茜色の空時間、きっと室内は一層滋味深い印象になるんでしょうね。室内に古道具でも並べて。エジソンライトの光受けながら、ぼんやりと文庫でも読んでみたら、なかなか味わい深い時間が過ごせると思うのですが、どうなんでしょう。

最寄駅について。最寄駅は西武新宿線の上石神井駅。徒歩10分の立地です。しかしながら、吉祥寺から自転車であれば、約13分の距離(電動自転車を活用した個人の体験に基づきます)。途中、大変に眺めの美しい善福寺公園もありますので、時間をかけてでも中央線を活用する、という手もあるかもしれません。Oimo Cafe Zenpkujiもありますからね。多少の移動時間、飽きる事はないのかもしれません。

セピアに暮らしたい方、お問い合わせフォームからご連絡下さい。