【募集終了】そんな2人のクライマックス

毎度唐突にものを申し上げますが。2人暮らしの醍醐味ってなんでしょうか。いつも一緒にいられること？良い答えですね。美味しい食事を共にできること？これもまた良い答えですね。今晩のおかずはなんでしょうか。ところで、課題提起しておきながらナンですが、この問いに答えはありません。どうでしょう、この投げっぱなしジャーマン。それぞれの2人の形があるわけですから。私がその答えを知ることなど、どうして出来るでしょうか。しかしながら、一般的には食事の時間と空間、そして、ふとした時に2人でバルコニーで空眺める時間というのは、やはり2人暮らしのクライマックスを迎える事が多いようで。

本日ご紹介の物件は、東京メトロ副都心線の地下鉄赤塚駅が最寄り駅。駅周辺、ヒュッゲという名の渋喫茶あり、パン屋に食堂ライクな喫茶を付けたような老舗あり、そして近くの東上線の駅直結のビルにはコメダ珈琲が進出。さあ、この先どうなる地下鉄赤塚喫茶事情、という様相なのかは分かりませんが、なかなか滋味感ある駅前ですよ地下鉄赤塚駅周辺は、というお話でした。さて、駅を南下し、川越街道を横断。そのまま歩いていくとハッスル通り商店会へ。名前こそ活発感溢れますが、実際のところは地元の大変にローカル感溢れる商店通り。その一角に建つコンクリートの外観の建物3階が借主を募集しています。

オートロックのエントランス。このエントランス、外観のシャープな印象とは異なり、あたたかみのある空間。エレベーターホールには日だまりが。ちょっとほっこり。

玄関を開けた最初の印象、ビターで素敵、の一言。床材のウッドフローリングと幅木はダークブラウンでまとめられていて、全体的にシックな印象です。

室内は1LDKの間取り。カウンター越しの眺めが大変に心地良いキッチン。そして、窓が特徴的なリビングダイニングがこちらのお部屋のポイントでしょうか。室内の天井には梁が通っているのですが、全体的に天井は高く、窮屈さを感じさせない造りに。室内に入ってみて気付く開放感。良いですね。

壁面を見ますと、大きなYにも見える柱が。飾り棚にオブジェ置くのが心地良いかしら、などと思ったのですが。ところでなんでしょう、このキッチン脇、あるいはリビングダイニングの隅に設けられたドア。

バルコニーでしたね。L字型に取られたバルコニー。しかし、なんだか妙な違和感が。なんでしょう、この開放感。

屋根がないのですね。どうりで開放感があるわけです。納得。

ピースは揃いました。例えば。この眺めのカウンターキッチン。ダイニング側のカウンターの真下に机でも置けば。まずはキッチンで餡をこしらえて。カウンター越しに餡を相方にパス。餡を受け取った相方は、机で皮包む作業。そして、包み終えた餃子はカウンター越しに、焼き場担当にトス。そしてまた餡、皮、皮、餡。合間に挟む給水(ワインでしょうか)。自然と口数は減り、代わりに生まれる緩やかな連帯感。

ひとしきり餃子を頬張った後には、2人バルコニーに出て。見えない星数えながら、肩寄せ合う。ポイントは、ニンニクは少なめが吉、という事でしょうか。察している方がいらっしゃるかは分かりませんが、おそらく餃子でなくても良いはずです。なんなら、料理の共同作業のくだりも恐らく必須ではありません。ビターでシックな空間で、たわいのない会話しながら料理を頂くだけで、なかなか味わいのある時間が過ごせると思うのですが、どうなんでしょう。

忘れないうちに、もうひと部屋。洋室です。大きめの収納があります、という事なのですが、留意頂きたいのは日当たり。すんごい日差しです。午後には燦々と太陽の光が取り込まれます。遮光をかねた素敵なカーテンで装いたいところですね。

キッチン脇のスペースには冷蔵庫や棚を置くスペースがあります。そして、水廻り。不足のない、綺麗な仕様です。 ご興味をお持ちの方、お問い合わせフォームからご連絡下さい。