駒込的高殿

高殿。たかどの、と読みます。高く作られた建物、という意ですが、楼閣と並び高貴さ気品さを感じさせる言葉です。本日ご紹介の物件は文京区本駒込にある、駒込の高殿とでも呼ぶべき物件。

物件所在地の本駒込4丁目はJR山手線田端駅から白山小台線を南下した動坂付近。閑静な住宅街の三叉路に突如として現れるオリエントな雰囲気を漂わせる建物。5建てのサイズ感といい、色味の深いブラウンの木枠で象られた窓、瓦屋根。アジア諸国のコロニアル建築など好きな方には垂涎ものかもしれない、印象的な建物です。高殿というか、楼閣といった方がピンときますね。

本物件の1階各戸は独立の玄関が配されていますので、募集中の2階のお部屋へは、上階に繋がる階段を登っていくことになります。この2階へとあがる10段程度の階段なのですが、実は地味にかっこいいです。こちらの共同住宅、上空から見ると五角形に近い形になっています。中心にある共同のパティオをぐるりと囲むように内廊下が走っている構造なのですが、少し迷い込む感じといいましょうか、建物の雰囲気と相まって台湾か香港の雑居ビルに迷い込んだ感があります。これ好きな人は本当にたまらないと思います。たまりませんでした。

募集のお部屋は43.30㎡2DKのお部屋。間取りも特徴的な形をしています。やはり、何より気になるのは窓の木枠でしょうか。色味がやはり良い感じです。実はこちらの物件、見た目の印象とは裏腹に、1988年に建てられた物件。ただよく見ると、窓の木枠は古材を使っているのでしょうか、それが味わいへと深化しているようでした。この窓から外の光が差し込んでくる感じは、異国のカフェにいるかのような印象を受けます。

6帖のダイニングキッチンはコンパクトな間取りで、奥の6.5帖の洋室にテレビの接続端子がありますので、リビングは家事食事メイン、奥の洋室を寛ぎのスペースに、手前の6帖の洋室を寝室に使う感じでしょうか。トイレは温水洗浄が付いていて不便さは感じませんが、浴室は洗面と一体型になります。室外の洗濯機置き場のあるバルコニーはちょっとした空間になってますので、観葉植物を置くとリビングから素敵な眺めを作れそうです。

一部不便さのあるお部屋ですが、建物の雰囲気は抜群。ご興味ある方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。