バルコニーからはじめよう(妄想アイデア付き)

例えばの話ですが、旅行先で朝起きた時、みなさん、まず何をするでしょうか？

色々な意見があるかなと思うんですが、僕はまず、バルコニーに出て、新鮮な空気を吸う、

起き出した街の息遣いに耳を澄ます派です。

そんな方って、結構いるんじゃないでしょうか？

バルコニーから今日という１日が始まる。ちょっといい気分になると思うんです。

 

思えば、バルコニーに佇むタイミングって、朝だけじゃないですよね。

旅先に限らず、普段の日常であっても、用事を済まして家に帰ったら、バルコニーでちょっと一息。

夜寝る前に、ビール片手に、夜景を肴にまたまた一息、なんて方もいるかもしれません。

 

外の世界と、私という存在をそっと繋いでくれる、このバルコニーって存在は、

なかなかに大切な空間なんじゃないでしょうか。

 

さて、前置きが長くなりました。

本日ご紹介するこちらの物件なんですが、バルコニー推しな物件です。

 

横に長く、奥行きもそれなりに取られたこの空間。

目の前にはマンションが立っていますので、抜け感ある眺望は臨めないのですが、

それでもこれだけの広さを持つバルコニーは、都心では貴重というもの。

 

植物を置いたり、キャンピングチェアとか置いてみたり。

長椅子なんかもいいかもしれないですね。妄想が膨らみます。

 

築40年の物件ですが、室内はリフォームされていて綺麗な仕上がり。

水回り、キッチンの設備関連は新しいものが据え付けられていて、

不便さを感じることは少ないと思います。

元々は事務所用途だったのでしょうか、トイレの仕切りなんかは、

居住用のそれとは異なるため、ちょっと違和感を感じるかもしれません。

 

55.30㎡と、十分な広さのある物件です。キッチンに加えて、部屋が3つ。洋室が2つと、和室1つ。

ですが、実はこちらの物件、住まうには少し工夫した方が良いかもな、って思うポイントがあります。

それは、3つの部屋の広さ。いづれも、4.5~6帖と比較的コンパクトな間取り。

お二人で住まわれる場合には、各室の狭さと向き合う必要があります。

荷物と家具を極力減らすなどして、空間に出来るだけ余白を残す、というアプローチも1つかと思います。

 

もう一つのアプローチ。これ完全に妄想なんですけどね。

妄想に興味ない方は、読み飛ばして下さい。

 

2人か3人の単身者で集まって住まうことを前提に、各室を完全に個室として利用する、

っていう手も考えられないかなって思います。シェアハウス的なノリですね。

 

キッチンからバルコニーに面した２室を一つの導線で考えてしまうと、

どうしても生活上の窮屈さを感じてしまうはずです。

各室を隔てる壁は外せませんので、だったら、そこを逆手にとってしまおう、

という荒唐無稽なアプローチです。

 

バルコニーに面した２室を個室として使うなら、各室にはどうやって入室するんだろう？って思いますよね。

間取りは振分ではありませんので、和室に入るには、洋室を通らないといけないはずです。

そこで登場するのが、バルコニーなんです。

バルコニーを、個室へと繋がる通路と見立ててしまう。

つまり、ダイニングキッチンの窓からバルコニーを通って、各個室に入る、という導線設計。

 

部屋に入るには必ずバルコニーを通りますので、その分バルコニーを楽しく快適な仕立てにしたい、

とも思えませんか？(ポジティブすぎますか?)ウッドデッキで通路を作ってみたり。ハンモックおいてみたり。

キッチンは、それこそシェアハウスのキッチン兼コミュニティスペースみたいな位置付けにしちゃって。

ちょっと狭いかもしれませんが。

 

もちろん、冬場はどうするんだ、とか、各部屋の鍵はどうするんだ(プライバシー上の課題ですね)、

という課題もあるにはあるんですが。

 

バルコニーを通路に見立てちゃう、なんていう妄想にチャレンジしてもらえる方がいたら是非ご連絡下さい。

実現に向けて、一緒に頭を悩ませましょう(笑)

3人の単身者が、バルコニーの長椅子に腰掛けて、ビール片手に談笑するとか、

ちょっと面白い生活な気がしませんか?

 

ちなみに、３人以上入居については、要相談です。

あと、お隣様がいらっしゃいますので、バルコニーでの会話は適度な音量が推奨されます。